臨床試験
2021年『European Journal of Radiology』誌掲載
インターベンショナルラジオロジーにおける新規の2液型頭頸部保護具を用いたスタッフの放射線防護。
方法
Hp(3)に校正された熱ルミネッセンス検出器を用いて、インターベンショナルラジオロジー手技中の医療従事者の頭部領域の被ばく線量を定量化した。 さらに、テクスレー製品の保護効果も調べた。
結果
実施された調査では、わずか20回の検査で最大4.4ミリシーベルトの線量が測定され、頭部への著しい被曝が示された。 HeadPeaceとMindPeaceの防護効果は、線量計の位置による相対透過率を評価することによって決定された。 神経放射線学的介入では、HeadPeaceの平均減弱率は(90.3 ± 3.6)%、MindPeaceの平均減弱率は(96.7 ± 0.5)%であった。 一般的な放射線介入では、HeadPeaceでは平均75.5±7.5%、MindPeaceでは平均95.5±0.6%の減弱が認められた。
結論
減衰効率は、製品および運転エリアによって75.5~96.7%であった。 放射線安全の観点から、HeadPeaceとMindPeaceの装着は、透視補助下でのインターベンションの際に推奨される。